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9/20 マドンナ・東京公演!

a0028078_1304781.jpg日本公演が決まった時、チケット料金の高さにちょっと尻込みしてしまったけれど、ステージを見終わった今、味わった満足感にチケット料金のことなど忘れ去っちゃいました。

ほんと、凄かった!なにがって、ショーの演出、ステージセット、ダンサーのハイレベルな肉体表現、VJ映像のクオリティの高さ、過去のヒット曲のアレンジ、メッセージ性の強さ、そしてそのすべての中心に存在し圧倒的なオーラを放つマドンナ!
2時間のショーは、翌日になっても余韻から醒めることなく、仕事さえ無ければ追加公演にまた行きたい!と思ってしまったほど。

■なにがすごいって、やっぱり肉体のパワー

今年48歳とは思えないプロポーションのレオタード姿や、十字架に磔となるパフォーマンスが話題になっていますが、それはショーを構成するほんの1部分。ダンスパフォーマンスとギター演奏をしながら20曲を歌いきる、そのパワーに驚愕すべき!
ステージセットやショー演出、巨大スクリーンのイメージ映像といった、作り込み部分を極上品で固めながら、ステージに立つあらゆる人間が常にフルパワーで肉体表現している様を目にして、心穏やかでいられるはずありません!出だしからそんな飛ばして、最後まで保つのか?と心配になるほどのテンションを、「ラッキー・スター」から「ハングアップ」へつながる最高の高揚感を迎えるラストまで、駆け抜けられちゃうのがスゴイ。

クリエイティブに関する嗅覚の鋭さがマドンナというアーティストのグレード感を高めているけど、それを自身の肉体を使って表現するにあたって、相当な努力をしているのが分かりますね。
パワーヨガやコントロールされた食事など、メンタル面での強さだけでなくカラダのメンテナンスに相当注意を払った生活をしているのを記事などで読むと、カッコよく生きるってことは、普通じゃできないことをやり遂げることができる結果なんだな、ってつくづく思いますよ。

■ダンサーのレベルが違う!

さてさて。マドンナのパフォーマンスといえば、やっぱりダンサーに目が行っちゃいます。13年前のツアーでは、マドンナのバックダンサーという役割だったダンサーが、今回のステージではダンスの部分だけでも独立したステージとして完結できるほど、レベルが格段に違ってました!
圧巻だったのは、5曲目の「Jump」。鉄パイプで組み上げられた平行棒や"うんてい"のセットが頭上からステージに降りてきて、上半身裸の男性ダンサー達が、しなやかにその鉄パイプの間をすり抜け、飛び越え、掴んで回転し、ジャンプし、空中回転するんです!軍隊の訓練のようでもあり、獣が人工の森を駆け抜けていくかのようでもあり、とにかくものすごい肉体の躍動感!
そして、ソロのダンスでは、苦悩や怒りや欲望をぶつけるかのようにパワーがカラダから発散されるわけ。
ブレイクでは、軸の安定したヘッドスピン!とっくみあいの喧嘩のようなカポエラ、ジゴロ風な長髪男のハウス、ジャズもあったし、ニューアレンジの「エロティカ」ではソシアルダンスまで!
こんなにいろんなジャンルのダンスをこなせるなんて!驚き。口あんぐり。

でも「エロティカ」が健康的なアレンジになっていたのには、ちょっと苦笑。あの退廃的な世界観はすでに「今」じゃないのね(涙)
それでも「Like a Viegin」の今風アレンジはカッコよかった!このバージョンで新録音してリリースしないかな。

■メッセージ性の強さ、それもマドンナらしさ

アフリカの子どもたちの写真を映し出す映像に、彼らが幼いままAIDSで死んでいくことを伝えるメッセージが被さる。十字架に磔になったまま歌うマドンナは、神を冒涜しているというより、悲しみに満ちた世界を憂いで、とてつもなく大きな慈悲をもたらす菩薩様のようでした。このあたり、涙腺がゆるんできちゃって…。
そして、「Isaac」でのイエメンの男性シンガーとマドンナの掛け合いが感動的で、まじ涙でした。

ノリノリのダンス・チューンばかりでなく、エンターテイメントの中に取り入れるにはヘヴィーなメッセージを、多くの観客が目と耳と意識を向けているステージの上だからこそぶつけてくるマドンナさま。皮肉もまじえながら。そんなマドンナというアーティストの特異性も堪能できる2時間でした。とは言っても、マドンナのそういう面を知らずにヒット曲だけお気に入りという人には、ちょいとヘヴィーすぎたかもね。

マドンナの特異点といえば、もうひとつ重要なこと。彼女はセクシィ・シンボルと呼ばれながらも、同性愛/バイセクシャルの世界と密接に関係を持って、彼らを味方につけることでその地位を揺るぎないものにしてる点。
というわけで、会場にはキレイに鍛えられた上半身をタンクトップ姿で見せつけてくれちゃう「いかにもな格好のゲイMEN」でいっぱいでした。「ここはAgehaか?」なんて言いたくなるくらい。
でも1人くらいはいるだろうと思った、レオタード姿の女子はいませんでした(笑)

■日本じゃ、ミッフィーの耳の方が…

それにしても…、ほんと、サイコーなステージだったなぁ。
余韻をいつまでも楽しみたくて、ついつい「YouTube」でステージ隠し撮りの映像を探しまくったりして(笑)
そうそう。この日のステージで印象的だったのは、ファンからもらったミッフィーのぬいぐるみを、耳を持ってステージを歩いていったマドンナさま。日本じゃ、キリスト教的表現の是非よりも、ミッフィーの耳を掴んで歩く方が「をいをい」でございますよ(笑)

@この日は開演が約1時間遅れ。アンコールはなし。でもこのツアーがそういうセットだった様子。どの会場でもそうだったみたい。

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Madonna - Confessions Tour 2006 オフィシャルサイト(英語)

■VJで印象的だった細胞分裂が繰り返され、やがてシンボルとなっていく映像。
これについて興味深い記事をネットで見つけました。
高家寺オフィシャルブログ法話集:マドンナの宗教性
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  by tzucca | 2006-09-25 01:20 | → ART&CRAFTS

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