【 X-cafe】
2009-08-01T22:59:27+09:00
tzucca
over40でHIPHOPを踊るWEBデザイナー(うつ治療中)の極私的空間BLOG。
Excite Blog
映画のブログをはじめました
http://xline.exblog.jp/8739873/
2009-08-01T22:58:00+09:00
2009-08-01T22:59:27+09:00
2009-08-01T22:58:06+09:00
tzucca
→ MOVIE
新作映画のレビューではなく、脳に焼きつけを起こすような映画体験を与えてくれた作品をピックアップして、どのように映画を観ていったか、を語っていきたいと思います。
ブログにしては1つの記事が長文になりそうなので、お時間ある時に、ゆっくりお付き合いくださいませ。
まずは、うつがぶり返して会社を休んでいた間、頭のリハビリにと書いた、「シャイニング」についての持論です。
『脳に焼きつく映画』
http://tzk-web.com/garland/]]>
しばらく別のBLOGに書いてます
http://xline.exblog.jp/6910635/
2008-03-18T00:52:00+09:00
2008-03-18T00:52:41+09:00
2008-03-18T00:49:24+09:00
tzucca
→ LIFE
すっかり暖かくなって、上着にダウンを着る必要がなくなりました!
少し前、一人で勝手に焦ってしまい、勝手にズドンと病を悪くさせて
しまいましたが、のほほんとした陽気のおかげで、持ち直してきましたよ。
ご心配かけてしまったみなさん。ごめんね。えへ。
さてさて。ここのブログに書いておきたいこと、いろいろあるのですが、
思うところがあって、現在職場のチームサイト<iD-BR>にあるBLOGに
連日記事をアップしています。
日記というより、コラムって感じかな。
いや、そんなたいそうなものじゃないけども。
僕個人というより、アイデアビューローWebチームのTZKという
立場で書いているので、ちょっと偉そうに思うかも(笑)
もし興味を持っていただけたなら、そちらの方もご覧ください。
よろしく頼んだわよ!(笑)
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2月は誕生月なのです
http://xline.exblog.jp/6805159/
2008-02-17T22:27:00+09:00
2008-02-18T07:39:58+09:00
2008-02-17T22:27:37+09:00
tzucca
→ LIFE
世の中的に44男といえば、悲喜こもごもな経験を重ね、それなりの社会的スタンスを築き、人間的な重みが出てくる頃だと思うのですよ。
自分の場合、こんなんでいーんかいな?あまりにも重みがなさすぎじゃね?と思っていながらも、世の中標準と自分を比較する気がさらさらナイときてる(笑)
夢は抱くが、野望はない。脳内イメージ・シミュレーションしながら、現実とのギャップにひとり突っ込みやイラッとすることも多いけど、かなりの楽天家であることも自覚。
この歳で人生出直しモードになるとは思ってなかったけど、立ち位置キープしたままのリセットだから恵まれてます。ありがとう、ありがとう。…そんな想いで静かに迎える44回目のanniversaryです。
ブログの更新が滞っておりましたので、かんたんに近況を報告しておきますね。
リハビリ出社は、1月から週に3日ペースになりました。
受注案件に追われていると、自分たちのことはどうしても後回しになります。そんな自分たちのこと、を現在手がけております。受注案件については、クリエイティブ・ブレーンとしてワンクッション置いた立場でかかわらせてもらってます。
冬にしては昼間は暖かい日が続いてるけど、今年の2月の寒さは、この20年で一番寒いんだって。
とにかく寒いのが苦手な僕としては、この時期は毎年「冬眠したい願望」との葛藤にもがいている温室野郎なので、リハビリ中の今は無理しないモード全開です。
低気圧と前線が近くにいると、うつのぶり返し状態になってしまうのですが、まぁまぁフツーにやっていけてるようです。
ダンスからは遠のいちゃってる自分。でも地元のジムで「ファイトアタックBEAT」なる格闘技系エクササイズにハマってます。ちょいと前にやっていた岡田准一くん主演のTVドラマ『SP』にすっかり影響されちゃって(単純)
「いざという時戦える男じゃないと!」な〜んて。
「ファイトアタックBEAT」では、使用する音源にドラマのアクションシーンみたいなパンチ音や空気を切る音が入ってるもんだから、<すっかりその気になれます!>(笑)
最初の頃はね〜、ダンス経験のおかげで、カタチだけはついていけたんだけど、とにかく見た目が弱っちくてさ(汗)
相手にダメージを与えるような動きじゃなくて、ダンスの振りになっちゃうんだよね。
パンチを打つタイミングも16ビートに合わせちゃうしぃ(笑)
この歳になって、はじめて真剣にボクシングの試合中継を観るようになりましたよ。
それで、ダンスとは頭を切り換える必要がある!って気づいたわけ。
今でも「なんちゃって」感ありありなんですが、「慣れ」で少しはサマになってきたかな?って自惚れております。エクササイズなのに、鏡に映る自分に向かって必要以上に本気でパンチ打ちこむのも、ちょいと病的?と思えて気に入ってます(笑)
話題はかわって、寒いと甘いものを食べたくなりません?
僕の場合、セブンイレブンで売ってる「駄菓子屋さんのきなこ玉」にハマってしまって、いわゆる黄色い粉中毒なんです。
メンタル系おクスリ飲んで、あとは寝るだけという朦朧とした時間帯がヤバイんです。ぼぉ〜としながら一袋を一気食いしちゃうことがよくあるんです!
翌朝テーブルに残してある空き袋を目撃し、「ぎゃぁぁ〜寝しなに363kcalが俺の中にぃぃ〜!」と頭を抱えてしまうのです(悔)
「ファイトアタックBEAT」イントラであるS君に、このお腹を引き締めるのに自分で殴るのってどう?と聞いたら、「殴ればたしかに固くなりますよ(^^)」だって。
だったらば!と、お風呂に入った時にお腹にグッと力を入れたところを殴ってみたりして。なかなかエキサイトしますぜ(笑)他人には(家族にも)見られたくない姿だけど。
私信:
●水瓶座ともだちの光ぼぉ、手紙をありがとうV
●いつも心配していろいろアドバイスをくれるMさん、メッセージありがとうV]]>
年のおわりと、はじまり。
http://xline.exblog.jp/6646539/
2008-01-06T19:25:00+09:00
2008-01-07T12:26:55+09:00
2008-01-06T19:25:09+09:00
tzucca
→ LIFE
風邪が流行っているので、寝込んだまま年が明けちまった、
という人もいるやもしれませんね(苦笑)
僕はといえば、昨年末に限定会社復帰を果たし、
無事、年末最終営業日の納会に参加することもできました。
その翌日、地元のジムに行った帰りあたりから、右奥の歯茎に痛みが…。
その痛みは夜になってクレッシェンド。
感覚を麻痺させてやれ、と氷を口に入れてベッドに入り、
「をいをい…。もう歯医者もやってないじゃないか。どうするよ、僕」
とツイてなかった2007年のエンディングに用意された、予想外の苦悩に
悶々としてしまいました。
朝を迎え、ネットで「休日診療、歯科」を検索。
をを!駅前のあの施設は、そのためのものだったのか、ラッキー!
つくづくこの地元には何でも揃ってるなぁ、とありがたく思います。
歩くだけでも痛みが頭部右側をいい具合に打ちのめし、
「痛みを全身で受け止めるんだ!イメージしろ、イメージしろ!」
と自己暗示をかけながら、駅前の施設へ朝一番に到着。
診察室のソファーで、スタッフが出勤、そうじ、診察開始の準備を
ぼ〜と眺めておりましたさ。
「つかれがちょっと溜まっているんじゃないですか?」
医師からの言葉。
そんなに疲れていないんですけど…、もしかしたら出社の疲れ?
というか、それ以外ないなぁ。
治療が完了して4ヶ月しか経過してない歯の奥で、膿がたまっている
袋のようなものができてしまったらしいです。
被せモノをこじはがされ、穴開けて、膿を吸引。
「じっとしてなさいね」
そう言われて、その日はじっとしてました。
が、また夜になると、痛みがクレッシェンド。
なぜ?終わると見せかけてどんでん返しを用意するホラーの常道?
2日連続で休日診療センターへ。
受付のスタッフさんは「あら、昨日の方?」と哀れみの目。
医師は昨日とは違う人で、「あ〜、なるほどね〜、いきなりテンション
あがるなぁ」と20分くらいいろいろされました。
何をされているのかまったく分からなかったけど、先生のテンションを
あげることができてよかったな、ってぽつりと口開けたまま思いました。
最後に「切開しますよ、痛いですよ」
と前置きされて歯茎にメスが入って、残った膿を出し切りました。
「じっとしていてください」
は〜い。おとなしくして過ごします、2007年の大晦日。
元日は弟夫婦のいる実家に行き、一緒に墓参り。
あとは部屋の掃除をしたり、ジムに行ったり、三が日過ぎてから西新井大師に
初詣に行ったり、雅叙園での少人数新年会に誘ってもらったりして、
いよいよ明日は2008年のスタートとなる初出社の日です。
休養期間中、本やネットでいろいろ「うつ」のことを調べたのですが、
いちばん共感できたものは、ダントツで、
細川貂々さんの描いた「ツレがうつになりまして。」という本。
ゆるい絵柄のコミックなのですが、ひとつひとつが「そうそう」「うんうん」
とうなづけて、すごい励みになりました。
この休み中、続刊の「その後のツレがうつになりまして。」を読みました。
ツレさんは、治るまで3年という時間を費やしているんですよね。
再発しやすいことから、気をつけて生きていることが強調されていますが、
僕も気をぬかずに「ほどほどに…」からがんばってみますよ。
正月の間にTVでやってたイチローを密着取材した番組と、アルマーニが
銀座タワーのオープンを迎えるために来日した際の密着取材番組。
イチローもアルマーニも、頂点の結果を求められることを受け入れ、戦ってます。
焦点を定めて、ストイックに、こだわって生きてます。
そうだよな。そういう生き方をしたいです。…そのうちに(笑)
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今年もよろしくでございます。
http://xline.exblog.jp/6633941/
2008-01-03T09:57:25+09:00
2008-01-03T09:57:25+09:00
2008-01-03T09:57:25+09:00
tzucca
→ LIFE
2008年のスタート、みなさんいかがお過ごしですか?
おひさしぶりです。長い不在となりました。
うつ病で会社に行けなくなって、しばらく自宅作業をつづけていましたが、
会社からの勧めでいったん休職して、引き籠もり生活を続けておりました。
引き籠もりといっても、ずっと家の中にいたわけではなく、
自転車で行ける距離の近所はうろうろしていました。
昨年末、週に2日出社して、リハビリをはじめました。
一時は、こんな何もできない自分なんて、くたばってしまった方がいい!
という思いに支配されていた時期もありましたが、
いまはずいぶんニュートラルになったように思います。
主治医から何度も言われた「い〜かげんな男でもいいじゃないですか!」
でも1年やそこらで性格は変えられませんよね。
階段の踊り場にいたような1年を過ごし、まだコントロールしきれない自分に
戸惑うことはありますが、ふたたび1歩階段に足をかけることができる
ようになって迎えた2008年。
自分の容量を見極めながら、また水を注いでいきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
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43になりました。
http://xline.exblog.jp/5137314/
2007-02-18T18:53:00+09:00
2007-02-20T14:32:16+09:00
2007-02-18T18:53:06+09:00
tzucca
→ LIFE
都心全域を交通規制したこの大イベントの日に、わざわざ雨を降らすなんて!
自分の誕生日だから記憶してるんだけど、この日って雪になることが多かったんですよ。暖冬の今年、まさかこの日だけ雪になることはないだろうとは思ってたけど、晴れにはしてくれない日なんだねぇ(苦笑)
最近のボクはといえば、「うつ病」になってます。
昨年暮れあたりからヤバイかなぁという自覚はあったのですが、それまでの自分と違うことや、「うつ病」を疑うチェック項目にいくつも当てはまって、いよいよ出社できない日が何日か続いてしまったことから、数年前に通院していた精神科のクリニックに足を運びました。
「うつ病」と診断されて、「ああ、やっぱりね」。
他の病気でなかったのが、ちょっとほっとしたかも。
今は、薬(パキシル30mg)を飲みながら、ちょっとペースを抑えて仕事を続けてます。出社できない時も自宅でMacに向かってるから、職場では不在でも、ボクの時間軸では、起きている間のほとんどは仕事してます。
作業にかかる時間予測が読めなくて、思ったより時間がかかってしまうようになっちゃった。
でも自責するのはいけないので「仕方ないじゃん」と思うようにしてます。
「今日はあれをやろう、どの順番でやろう」と思うのだけど、それを実際に行ったり考えたりする「脳」のエンジン部分へのギアに、思いがうまくハマらないのは、不思議なことです。
とくに意識しなくても、それは一直線につながっているはずなのに、何かをしようと思うたびに、接触不良を起こして結局何もできないんですよね。
身体も重くだるいし。はぁぁ。
あと、人が大勢いたり、会うことがやたらきつかったりするんですよね。
まぁね、焦らず、待つことにします。自分が戻ってくるまで。
今日は、ゆいが用意してくれた、がらがらどんさんの「クラシック・オ・ショコラ」と、ストロベリーのスパークリングワインと生の苺で、お誕生日をお祝いしました(^^)
メールやメッセージもありがとうございました(^^)
2/19追記
今日は、職場のメンバーから、とらやの羊羹で誕生日を祝ってもらいました(^^)
透明感ある五色が美しい「雛衣」という季節の羊羹。上品な甘さがたまらない!
そして、AKIRA+からは超リアルなカエルのフィギュア、ミネトモからはカエルさんのポストカードブックをもらいました。うひょ〜!カエル尽くし!!
かわいいい〜、たまんねぇぇぇ〜(^^)thanks!
そういえば今日、もし「うつ」の治療のために、仕事をしないで日々を送れるとしたら、どうすごそう?なんて想像してました。
ダンスには行けないのだけど、ジムへ筋トレには行けるんですよ(週に1回だけど)。黙々と誰とも会話せずに自分のペースでやれるからいいのかもしれない。
ということで、日中はジムで過ごして、お昼寝のあと、映画を観るか読書をするかして、静かに過ごすのがいいな。
これってまるで、村上春樹「海辺のカフカ」の少年みたいな生活だね。
彼も「タフ」を目指してたっけ。必要なのは肉体的なタフさではなかったようだけど。]]>
映画「それでもボクはやってない」は必見ですよ
http://xline.exblog.jp/5044182/
2007-01-28T04:37:00+09:00
2007-02-18T19:47:40+09:00
2007-01-28T04:37:10+09:00
tzucca
→ MOVIE
誰でも被害者・加害者に成りうる痴漢冤罪(えんざい)をモチーフに、これまでの映画やTVで描かれた裁判とは全く違う、日本の刑事裁判の現実を映画という手段で問う、話題作!
「Shall we ダンス?」の周防正之監督11年ぶりの新作ということでも話題の作品ですが、これまでの周防監督作品のようなコミカル・タッチでハート・ウォーミングな内容と打って変わった、シリアスで社会派の映画。なのに、重苦しくなく最後まで緊張感をもって観られちゃったのは、周防スタイルともいうべき緻密なリサーチから描き出された知らない世界のディテイルのトリビア的驚きと、自分だったら?という置き換えが可能な状況の描き方がうまいから。
マジ、この現実は相当コワイですよ。裁判に持ち込んだら、99.9%有罪になってしまう日本の現状。無実であっても無罪になる保証はない。
とはいっても、僕ら一般人の意識もそうだよね。新聞やニュースで「逮捕された」と報道されれば「法律違反をした」「犯人がつかまった」と素直に思ってしまうし、とりあえず疑わしいヤツは捕まえておけ、火のないところに煙は立たないだろ、って思いがちだから。
職業として人を裁く人たちも、全能の神でなく人間なんだもんなぁ。
というわけで、この映画は観ておくべきですよ。
2009年に日本でも裁判員制度がはじまることだし。裁判傍聴オタクでなくても、犯罪に巻き込まれたり犯したりしていなくても、裁判にかかわることがあるかもしれないのだから。
2007年に入ってやたら目にした、プロモーション活動でインタビューを受ける周防監督の姿。そのパワーから、この作品を作るための熱意や目的意識が伝わってくるんですよね。監督を依頼されて、職人的に映画を作り上げました、というのとは決定的に違う作家性。
話は飛びますが、前日に制作費30億円をかけた日本映画「蒼き狼 地果て海尽きるまで」の試写を観て、映画的センスの古さ、説明的なセリフや画面、凡庸な演出に「……」となってしまったのです。NHK大河ドラマの総集編のようでね。でもお年な方々はすごく満足していたようで、分かりやすさと映画としての質は別物なのかねぇ、と思っていたのですよ。
そして観た「それでもボクはやってない」は、昨日観たのって何だったの?と思うくらい骨太な映画らしい映画で、才能のある人が使命感をもって作ると、こんなにも映画は生きてくるのか!と素直に拍手でした。訴える内容の明確さは勿論ですが、文章ならともかく「画」になりにくい部分がすごく多いにもかかわらず、その画づくりや見せ方がうまいんです。人物やセリフがともかくリアルなんです。
見終わった後で、上映時間が2時間23分もあったことにびっくり。画面に目が釘付けになっていて、感覚的に1時間40分くらいかと思っていたから。
「それボク」に注目したのは、その内容と11年ぶりの周防監督作品だったこともありますが(「ファンシィダンス」以降全部劇場で観てますから)、主演が加瀬亮だったから。
2001年にリリースされたDVDマガジン『Grasshoppa!』収録「FROG RIVER」第1話で、全裸DJプレイしてたのを観てから、密かに応援してたんですよ。基本的に気弱で情けない感じながら、役柄によって姿をガラッと変える<料理のしやすい若手役者>だった彼が、「硫黄島からの手紙」に続いて、このような注目作の主役を演じることに拍手!です(初主演作は2003年の「アンテナ」)
「それボク」の金子撤平役(調書にサインするところでフルネームが分かります)は、これといった個性のないフツーの青年なんだけど、加瀬亮の魅力がすごく出てます。フツーに流されるまま生きてきたような感じが、たぶん多くの人が自分と置き換えることができる<白紙の紙>のようで、つまりそれが役者として<監督が料理しやすい素材>を役柄にシフトしたようじゃないですか!
同世代で同時代にメジャーで活躍している妻夫木聡と近いんだけどちょっと違う方向性をもった存在なんですよね。口ベタな分一重の目で多くの感情を語る加瀬君と、表情で感情を物語る妻夫木君のナイーブさとは違います。だから、声を荒らげて言葉を口にする加瀬君(=撤平)の内面に沸き立つ怒りの大きさが、とてつもなく痛いんです。
役者としてのうまさを思い知ったのは、主任弁護士を演じた役所広司。当番弁護士・浜田を演じた田口哲司も正義感と現実の辛さに挟まれた感じがすごくよかった。新人弁護士・須藤を演じた瀬戸朝香は、当初痴漢へのHATEな気持ちを徹平に向けていたのが、次第に公平性に欠ける裁判に心が変化している様を、等身大の女性として自然に演じてました。
そして、イイ人の代表のような小日向文世がこの作品で見せる裁判官は、この作品の「要」です。
「それでもボクはやってない」を観たいよね、という話をしていると、僕もですが、多くの男は、満員電車の中で痴漢に間違われないように気を遣っていることが分かります。
つまりね、手の置き場を考えるということ。次の2つのパターンが多いみたいです。1つは、両手で荷物を自分の前で抱えるか鞄の取手を握りしめている。2つめは、ドアか座席側にカラダを向けて両手を胸より上に挙げ、つり革かそのバー、壁に手を置き、押される人の波に負けないよう力入れて耐えているというもの。
俺、自分の前か後ろに背の低い女の子がいる場合、人に押されてその子が圧迫されないように、両手をつっぱったり両足踏ん張って、カラダの密着を緩めるように耐えること多いです。超疲れます。それだけ気を遣っても、やっぱり間が悪いと俺も痴漢に間違われて撤平と同じような目に遭うんでしょうね。
この映画を一緒に観に行った彼女は、もしそうなったらさっさと「自分がやりました」と言って罰金払って帰ってきなさい、と言ってました。でも迂闊に調書にサインしちゃダメだよ、って。いくら普段、仕事で文章を直しているからといって、自分の手で文章を修正したりしちゃダメ、必ず相手に訂正させなきゃ、サインはしなくても自分でやったことを認めることになるから気をつけて、とも。
ここで俺が痴漢に遭った時のことを書いておきます。最後に遭ったのは20代後半の頃。これといった特徴のない工事現場なんかにいそうなおじさんでした。その時俺は、最後尾車両の壁に背中をつけて、分厚いハードカバーのS・キング「IT」を両手で持って読んでいたんですよ。あそこを揉まれて、チャックを開けてまさぐられて、それでも満員だったから両手を降ろすことができずにおじさんの手を静止することができませんでした。カラダをひねったり向きを変えようとしたけど、かえってそれが不審な動きとなってまわりの乗客に俺がされていることを悟らせる結果になってしまいました。あきらかに俺がされていることを目で分かっているはずなのに、見て見ぬふりするんですね。
「それボク」では、痴漢された15 歳の少女が勇気を振り絞って、ドアが開いて降りてく撤平の腕を掴み、「痴漢したでしょ」と訴えます。痴漢をした手は、たしかに撤平の手だったのか、満員電車の中ずっとその手を目で追うことができたのか?が裁判で重要な部分となってきます。
引き抜かれた手が服の影などに入って、視界から一瞬見失うと、その手が誰のものか分かるのか?
俺のその時の経験だと、痴漢してるおっさんは僕の正面にいたので顔は分かりました。でもね。電車が駅についてドアが開いたとたん、どどっと人の波とともにそのおっさんが出て行った時、ほっとした俺は一瞬おっさんの姿を見失っちゃったんです。正面からのおっさんの顔と着ているものの上半身は認識してるけど、早足で歩き去る後ろ姿とカーキ色のブルゾンが何人が目に入って、どれがあいつ?というのがすぐに目で追えなかった…。急いで降りて手を捕まえるなんて、たぶん無理でした。
その当時の俺は、されたことの内容よりも、そういうことの対象として見られた自分のスキにふがいなさを感じましたね。女性とはこのあたりの感じ方は違うかもですけど。
(もっと若い時に遭った痴漢おじさんは、下車した後ホームで俺のことを待ち伏せしてたことがあった。恐かったなー)
痴漢はむかつく犯罪です。でも、やってもいない痴漢行為によって、何ヶ月も何年も棒に振るような冤罪は、あってはならないと思います。
映画の冒頭に出るテロップ、イギリスの法格言である「十人の真犯人を逃すとも 一人の無辜(むこ)を罰するなかれ」は、この日本では当然のことでないことを教えてくれた、機会があればもう何度か観ておきたいと思う「それでもボクはやってない」でした。
2007年1月27日 MOVIX亀有・スクリーン1で鑑賞
■「それでもボクはやってない」公式サイト
■ココログ:周防正行の「いつもデジカメ撮ってます」
→撮影現場の様子などを監督自身がリポートする『それボク』デジカメメイキング!
■痴漢冤罪 - Wikipedia
■痴漢えん罪ネットワーク
→こんなにあるのか、無実を認めてくれない裁判が…。「要注意裁判官一覧」があります。
■加瀬亮 公式サイト
→加瀬君が所属するのは浅野忠信の事務所「ANORE」。そこに所属する女優・菊地凛子さんが、映画「バベル」でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされて超話題ですね!
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映画「鉄コン筋クリート」イカしてた!
http://xline.exblog.jp/4986690/
2007-01-15T00:45:00+09:00
2007-01-28T13:44:12+09:00
2007-01-15T00:37:21+09:00
tzucca
→ MOVIE
すっげーーーー!
2007年はじめに劇場で観た映画が、こんなすっごいフィルムだったなんて、おみくじの「大吉」以上のおっきな幸運!
原作を読まずに観たのですが、作り手の原作に対する愛情、リスペクトがぎしぎしと伝わってきましたよ。しかもその愛情が独りよがりなものでなく、原作を知らなくてもきちんと映画としてドーンと楽しめるものに作り上げたところが拍手です。原作への強い思い入れがありながら、ただなぞるだけでなく、作家性レベルで原作者の松本大洋氏と同じビジョンを共有するほどの入り込みようだったんでしょうねぇ。
演出もアニメーションも緻密な背景美術も、それぞれ多くの才能あるクリエイターによって紡ぎ上げられたにもかかわらず、まるで1人の作家が作り上げたアニメーション作品のように、細部にいたるまで独自の世界観を作り上げてましたからね。
傑作「マインド・ゲーム」からつながるSTUDIO4℃の「画」のカッコよさにも口がぽかんと開いてしまいました。
というわけで映画を観たあと原作を読み始めて、背景画の画集も注文してしまいました。
思った以上に原作に沿った映画だったんだ!とまずびっくり。
コミックスの毒ある絵柄が、アニメ化されるにあたってクリーンナップされてしまった感じはあるけど(輪郭線は黒の方がよかったかも)、今の日本のアニメにしてはクセある絵で、アニメだからできる表現で見事に「鉄コン筋クリート」を再構築してました。
時間軸がある映画だから、ストーリーの流れが分かりやすくなっていたし、シロの存在がずっと大きくなっていて、シロとクロは一緒にいなきゃいけないという絶対性も分かりやすくなってたと思う。
映画がとんでもなくすごいのは、「宝町」に街の体臭を与える緻密な描き込みと奥行き感。大阪っぽいというか、東京でいうなら浅草や上野のアメ横や下北沢の空気。時間の止まった昭和の歓楽街。クロは「俺の町」と口にするけど、町ってそこに巣くってる人間によってカタチになっていくから、ああいうHeavy Mixな外観と同じ人間がぎょうさんいる場所なんだろうな。人物と町が一体になって画面を埋め尽くし、画面に映っていない部分まで、その世界がどこまでもつづいている感じがしっかりあった。でも、そんな時間が止まった町でも、変わっていくことによる歪みをセンチメンタルに感じちゃうのは、俺も昭和の人間だよと思った。
ちょっと足りない子、のシロのセリフは、ポエムだよね。クロとシロ、それぞれネジが足りなくて、互いにないものを持っていて、それでも凹凸が一緒になったからって、正方形にはならない。シロの声って芝居が過ぎるとイタイものになるところを、蒼井優はうまかったなぁ。絵と一体化してたもんなぁ。
ただ、映画だけ観ると、シロは女の子だと思っちゃうんだよね。原作ではっきり男の子として描かれているのを見ると、その方がずっといい、と思えた。
クロの二宮君もいい感じだったよ。ヘーゼンと暴力を発動させるガキは、今の時代描き方がむずかしい部分だけど、二宮君の声によって恐れや絶望が絵にプラスされてたから。リミッターのないガキは恐いよ、ほんと。でもそれがガキらしいところ。下手にオトナ社会のメタファーに当てはめていないところが、このストーリーのいいところだよね。
印象的なセリフの多いヤクザの"ネズミ"こと鈴木の声もよかったなぁ、手垢のついた深みといーかげんさがかなりよかった!銃を構えた手下の木村との掛け合いは、迂闊にも涙が流れてきちゃいましたよ。
そう、「鉄コン筋クリート」は、泣けるんだ。
いろんなところで。なんかね、心が痛くなるんだ。人って、自分のためよりも、誰かのための方が意地で頑張れるってことが分かっていなかった若造だった頃にこの作品と出会っていたとしても、こういう受け止め方はできなかったかもしれない。「おかえり」「あんしん、あんしん」なんて短い言葉に、ぐぐっと心のツボを押されちゃうことはなかったかもしれない。
いや、たんに画の力が十分に魅力的だから、好きな映画にはなっていただろうけど。
ところで、この作品を観てあらためて分かったことがあるんだ。僕、町の中を垂直に飛んだり跳ねたりするアクションに、すっごくワクワクするってこと。映画の中のクロとシロは、アニメだから気持ちいいくらいに高いところに立って、宙を飛んでるんだ!
でさ、マドンナの最新シングルである「Jump」のPVは、日本の町中を走って飛んでを生身の人間がやってるんだ!コンサートでも鉄骨を使ってジャンプしまくってたけど。おれ、バック転はできなくてもいいけど、ああいう動きができるようになりたい!と思う今日この頃なのでした。
「鉄コン筋クリート」
2007年1月4日 ユナイテッドシネマ豊洲 スクリーン12で鑑賞
■「鉄コン筋クリート」公式サイト
*トップに貼っている画は、この公式サイトで「宝町」の住人登録をするとゲットできる壁紙の1枚です。
■「鉄コン筋クリート」が、MoMA(ニューヨーク近代美術館)発行『ARTFORUM』で、学芸員が選出した「2006年で最もアーティスティックな作品」に!]]>
いちがつ みっか
http://xline.exblog.jp/4936841/
2007-01-04T00:05:00+09:00
2007-01-04T00:17:05+09:00
2007-01-04T00:05:47+09:00
tzucca
→ LIFE
今日は毎年行っている西新井大師に詣でてきました。
厄年だった昨年はじめて受けた護摩奉修がすっごく気持ちよかったので、またあのLIVEを聞きたくて。ハリのある重厚な僧たちのお経と太鼓のリズムがどんどんアップビートになっていって、トランス系のようなんですよ。
厄年は抜けたから、なにを祈願しようかなぁ。引き続き厄除けでもいいのかもしれないけど、申し込み用紙に「身体堅固」って項目があったから、それに○をつけました。
どんな願かけをしたところで、結局は日々願をかなえるための努力をしていかねばならないとしたら、とにかくカラダが丈夫であることが一番大切だもんね。元気でさえあれば、自分の力でどうにかできそーだし。
護摩奉修は、人が多すぎて本堂にあがることができず、スタンディングで聞きました。それでも気持ちはアップできたけどね。
家族の分のお守りと、西新井大師名物・清水屋の草だんごをおみやげに買って帰宅すると、護摩で受け取った御札を見たゆいが一言。
「身体堅固…、これ以上カラダ固くなったらどーするのぉ?(笑)」
え?がぁぁぁん!(大汗)
さて。お正月のテレビ番組には中身のないくだらないものが多いよね。それでも今年はバラエティ一色ではなかったかな。
遠出するわけでもないお正月を過ごしている我が家では、なんだかんだテレビ観てます。地上波でなくBS HiVision放送。
BS HiVisionでは、NHKも民放も、世界遺産や自然や動物ものなど、美しい画面で知的好奇心を満足させる番組をたくさんやってくれてて、いい感じなんですよ。こういう番組って、NHKでなくても作れるんだなぁと思いました。
あとさ、WOWOWで深夜にスタンリー・キューブリック監督特集やってるんだよね。傑作しか作らない巨匠キューブリックの描く「狂気」に毎晩やられてます。キューブリックの作品は、DVD-BOXを持ってるのについ観ちゃうのって…。
そういえば、まだ家の掃除をしてないや…。どうするかねぇ(苦笑)
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いちがつ ふつか
http://xline.exblog.jp/4932904/
2007-01-03T00:46:00+09:00
2007-01-04T02:26:34+09:00
2007-01-03T00:46:39+09:00
tzucca
→ LIFE
ベースはExciteブログに用意されたテンプレートですけど、ちょこちょこいじってカスタマイズ。この色合いは、いかにも僕っぽいと思いませんか?(笑)
今日はフィットネスジム初め。
土日のどちらか、週に1回しか行っていないマシントレだけど、続けてるのとそうでないのとでは、やっぱ違うんだね。
12月はマシントレどころか、週1のダンスさえ行けなかったんだ。この年で体を動かしていない時期を作っちゃうのって、かなーりマズイってことが分かりましたよ。
いつものウエイトをいつもの回数できないのはまぁいいとして、体型の崩れを食い止められないのも仕方ないとして、代謝が滞ってしまってる感覚がヤバイ感じ。なんていうのかな、1日体洗わないと、体臭がちがうんだよね。これって加齢臭?ヤバイなー。いいかげん大人らしくしろって、細胞からお叱りを受けてる気分ですよ。
年の話はさておき(笑)
実は、年末にMacBook Proを買っちゃたんだ!
2.33GHz Intel Core 2 Duoの15インチ。
今まで使っていたPowerBookG4(800MHz)もまだ動くんだけど、さすがにOS10.4でPhotoshop CS2のレイヤーいっぱい使った作業ができなくなってきちゃって、作業をお持ち帰りできず会社に泊まるしかないってことが増えちゃったんだよね。
インストール大会している時間あるかなぁと思ったけど、初回起動時の設定にある「移行アシスタント」を使って古いMacとFireWire接続させると、Photoshop CS2以外は、アプリも保存ファイルもメールもiTunesも設定込みでぜーんぶコピー感覚で移行できました。すっごいラク!
ATOKだけintelMacに対応した2006 for Macを買って入れ直したけどね。
Intel搭載のMacが出てから1年になろうとしているけど、そもそもなんでMacがPowerPCでなくIntelプロセッサに乗り換えたかといえば、G5では発熱量や大きさの問題からPowerBookに搭載できなかったことが原因。Intel Core 2 Duoを搭載した64bit対応CPUノート型プロ仕様Macの登場は、Macの歴史的にも意味あるマシンです。
ディスプレイ・フレームの上部にちっこい穴が開いていて、そこがiSight(カメラ)になってるんだよね。ビデオチャットがそのままできるってわけ。
それで録った画像が→(実際の画面は640x480です)
ディスプレイに向かってる時の顔ってさ、ふつー真顔じゃない?にこにこしてたら気持ち悪いよね。もっと恐い顔している時の方が多いかもしれない。そんな映像がチャット先の相手のディスプレイに転送されるってのも、妙な感じ。
ビデオチャットってしたことないけど、相手がいるとなると、もっと愛想がよくなるものなのかな?
ちなみにこのMacBook Pro。金額が期待できないボーナスではなく、ちょうど満期になった保険があったので、それを解約して買いました。
…そんなわけで、解約した途端、我が身になにかありそーな予感もあり(ツイてないやつと言われそうな結果が…)、ビクビクと警戒して日々過ごしております(苦笑)
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いちがつ ついたち
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2007-01-02T00:35:00+09:00
2007-01-02T21:38:11+09:00
2007-01-02T00:27:23+09:00
tzucca
→ LIFE
ウチの墓は亀戸にあるので、お寺で解散したあと、ゆいと2人で亀戸天神に詣でてきました。
参拝者の列に並んで、もうすぐ僕らの番という時、いきなりスピーカーからお琴による「とおりゃんせ」が流れ出しました。思わず顔を見合わせる僕とゆい。頭の中では歌詞が…。
とおりゃんせ とおりゃんせ
ここはどこの細道じゃ
天神様の細道じゃ
ちょっと通してくだしゃんせ
ご用の無いもの通しゃせぬ
この子の七つのお祝いに お札を納めに参ります
行きはよいよい 帰りは怖い
怖いながらも とおりゃんせ、とおりゃんせ
…なんか、こわい(^^; 天神様ですもんね、道真公ですもんね。
天神様は学問の神様。学業成就といっても、受験するわけじゃないからなー。CSSをマスターできますよーにとでもお願いするか(実際はもっと大それたことをお願いしました)
今日からカレンダーが新しいものになりますね!
見て、見てよ、このカエルさんのカレンダー!かわいーだろー!
もうね、一目惚れで気がつけばレジを済ませてましたよ。そしたらゆいが「ねぇねぇ、同じヤツのデスクトップ用のがあるよ」って。俺はそいつもグワシと手にとって一直線にレジへ(笑)1つは自宅用、小さいのは会社のデスク用にするんだ!
このカエルさんのイラスト、カエル好きな俺のツボにずっぽりはまっちゃいました。
会社の昼休みに12枚のイラスト見ながら、「くぅぅぅ、かわぁいいーー、た、たまんねぇぇぇ!」と口にしてたら、多少引かれました(笑)俺はカエルでイケます(をいをい)
このカレンダーの作者さんのサイトには、カエルさんのイラストと写真、カエルさんグッズがいっぱい紹介されています。た、たまんねーっす(笑)
KAERU NINJA http://www.kaeruninja.com/
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新年あけましておめでとうございます!
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2007-01-01T00:24:00+09:00
2007-01-01T11:04:09+09:00
2007-01-01T00:24:11+09:00
tzucca
→ LIFE
2006年がリセットされて、2007年がスタートしました。
昨年は、後半から仕事没頭モードと体調不良で、引きもこりモードになっていました。
それでも区切れてみれば、充実した1年だったかな。
昨夜の「GACCHO!エンターテイメントDP」では、飛び入りでピンクレディのUFOを踊らせてもらって、前向きな気持ちで2007年を迎えることができそうな予感(^^)
大晦日は、大学時代に観て以来久々に「市民ケーン」をDVDで鑑賞。映画史上No.1とされるこの作品のすごさ(異様さ)は、年をとるごとにわかります。ストーリーではなく映画の作り方のクオリティは、まさに天才の業。というか、ライブドア事件のあった2006年にこそ観る作品でした。ぎりぎり間に合った!
あと、今年大きな感動をくれたマドンナの「コンフェッションズ・ツアー」がWOWOWでオンエアーされました!録画を何度も何度も再生。一緒にオンエアされた前回のマドンナのツアー・ドキュメンタリー「I'm Going to Tell You a Secret」も字幕入りで(日本発売されているのは字幕なしなんだもん)、その内容の深さに改めて感動。すごい前向きパワーをもらっちゃったよ。内面、満たされました(^^)
さてさて。2007年はどんな1年になるだろう?
付き合いの悪い僕ですけど、2007年も存在を忘れないで、おつきあいのほど、よろしくお願いいたします。
@年末ぎりぎりまで仕事に追われていたため、年賀状を作ることができませんでした。すみません!この画像が、2006年最後のPhotoshop作業です(笑)僕とつながりのあるいくつかの場所に、この画像が色違いで使われてますよ。うふ。
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ご無沙汰でした
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2006-12-04T01:25:00+09:00
2006-12-06T20:49:53+09:00
2006-12-04T01:25:51+09:00
tzucca
→ LIFE
これだけ間があいてしまうと、さて、どういうネタで書き始めたらいいものか。考え出すと、キーボードの手が止まってしまい、また放置期間を更新してしまいそうなので、つらつらと思うがママに文章を書くとします。リハビリ、リハビリ。
サイトのフル・リニューアルが2つ、同日公開という修羅場がありました。
どちらのサイトもMovable Typeを使った、僕らWEB制作チームにとってチャレンジとなるプロジェクトでした。
新しい領域に踏み込んでいくこと、学んでいくことは、熟成度をねらったギリギリ感とは別のテンションがあって、とっても大変だったけど、楽しかった!
僕が1人深夜まで残業していることはよくあるけど、チームのほぼ全員が休日出勤や徹夜をするのは、数年ぶりの出来事なんですよ。
熱意と一体感が、「本当に期日までに完成できるの?」という不安を押し流していった気がする。1人だけでどうにかできるものじゃないし。チームのメンバーを信頼して任せることが大切だよね。結果、プレッシャーが自分だけでなくみんなに分散されたことで、押しつぶされずに済んだのかもしれない…。
その間、頭の中ではお仕事モードがなにかしら渦巻いていて、帰宅してからパソコン画面を前にしても、自分のことを文章にしようって気がさらさら起きなかったんだよね。その時間があったら、仕事のメールにRESを書かないと、あれを調べておこないと、って気持ちが優先しちゃってさ。
mixiとかプライベートなネット活動は一切「一時停止」状態だったので、メールへのお返事もできず、巡回もできず、不義理をお許しください。
いろいろマルチにできるほど、器用じゃないんです、僕。
深夜帰宅が続いてあらためて思ったことがありました。
昼の街並みよりも夜の街並みの方が、ずっとリアルに感じられて、心落ち着いて目に映るってことに。なんで夜が好きなんだろう。なんで昼は集中力が弱いんだろう。
そんな中でふと思い出したのは、大学時代に課題で作った3面マルチスライドの作品。STINGの"Children's Crusade"をBGMにして、夜の風景を撮影したスライドを構成したもの。夜の道路工事、夜の誰もいない児童公園、暗闇の中で皓々と光っている自動販売機、ホームに止まった電車から降りてくる帰宅する人々などなど。高感度撮影した夜の風景って、なぜだかミニチュアみたいに見えるのが不思議なんですよ。
この頃からもう、僕は夜の空気が好きだったんだなぁ。
なにもかもがはっきりと目に見えるより、ピンポイントの光で照らされた部分だけが見える、余計なものが隠された世界の方がいいんだね。人の少なさにも心落ち着かせるものがある。
過去にも何度か書きましたが、僕は子どもの頃カラダの弱い子だったんです。学校も休みがちで、学校帰りに友達と外で遊び回ることができなかったんですよ。いつも一人家の中にいた。家の窓から、外で遊ぶ子どもたちの声を聞いて1人で怪獣の人形で遊んでいた、そんな子だったんですね。
他人との接し方を学ぶ時期に、一人でいる時間が長すぎた。その分、自分の中のインナースペースが豊かになったのかもしれないけれど、外界との接し方には今でも多少の緊張を強いられる人間になってしまいました。これ、子どもの頃カラダが弱かった人の共通スペックみたいですね。
そういうインナースペース人間だったから、クリエイターをやってられるのかもしれないとは思いますがね。
先日、終電で駅から降り立ち、自転車で家まで帰る途中にある団地の駐輪場が、炎をあげて燃え上がっていたのを目にしました。時々タイヤが破裂するパーンという音が聞こえるほかは、不気味なほど音がしないんですね。黒い背景に、オレンジの炎だけが生き物のように動き回っていました。
その場には、通行人が何人かいて、すでに携帯で消防署に連絡をしているようでした。しばらくその場にいましたが、音がしないせいか、団地の窓は夜中なので真っ暗、みな寝静まっているのが恐かった。その場を立ち去ってまもなくサイレンの音が近づいてきたので、団地の人たちも気づいたことでしょう。
最近、このあたりでは、同一犯人とみられる放火が多発しているようです。
街のあちこちに「放火多発地帯」と書かれた立て看板があるのが、いやな感じです。
また12月に入ると、庭先を電飾でデコレーションした一般住宅がいくつか見られ、夜の静けさに不思議な騒々しさを加えています。
先に書いた修羅場が過ぎて一ヶ月経ちますが、その間、急激に寒気が襲ってきたりして、冬が苦手な僕には体調のダメージもあって、気分どんよりでした。
少し鬱っぽくなっていたかもしれません。気力がなくなり、ふつうに出社して仕事するのがかなりしんどかった。正直、しんどい、ってやつです。
さいわい、修羅場の時期に胃の薬と一緒に、抗うつ剤パキシルの軽いのを処方してもらっていたので、どうしようもない状態まではいきませんでしたが、パキシル服用者「パッキー」をもうちょっとやっていかなくてはです。
年末に向けていろいろ忙しくなるのに、へたっていられないっす。
軽い無気力状態もですが、最近僕のまわりでは、ハッピーでない人が多いようです。それに比べたら、自分は割と安全地帯にいつもいるので、ずるく生きてるもんだと、いやいや見守っていただいているすべてのものに感謝して生きております。
最近はめっきり映画館へも行っていませんが、DVDで「嫌われ松子の一生」を観て、この作品にゾッコン惚れ込みました。こういうぶっ飛んだ作り方でなかったら、かなり悲惨なお話なんだけど、それでもポイントポイントで泣けてきちゃうんですよね。人生って、俯瞰で見下ろした時、実はこんなものなのかもしれないって思った。「人生これで終わった」と思っても、3ヶ月後には歌を歌っていた、というようにね。中島哲也監督は、「私立探偵 濱マイク」の中で一番好きだった『ミスター・ニッポン〜21世紀の男〜』を作った人。さすがですよ、このテンション。もっともっと作品を作ってもらいたいクリエイターです!
そうそう、先週、携帯を新しくしましたよ。SO903iを発売日に買いました。
プロダクトデザインがピピッとくるDOCOMOケータイがやっと出た!という感じだったので。いままでずっとNだったから、操作方法がいろいろ違っていて、オドオドしております(笑)
ということで、とりとめなく長くなりました。
久しぶりなので顔写真でも載せるかと思いましたが、先週末職場で柱にかけていた時計が落ちてきて、右目脇にキズを作っちゃいまして。恐い顔なのでやめときました(笑)]]>
9/20 マドンナ・東京公演!
http://xline.exblog.jp/4354836/
2006-09-25T01:20:00+09:00
2006-10-01T01:49:33+09:00
2006-09-25T01:20:36+09:00
tzucca
→ ART&CRAFTS
日本公演が決まった時、チケット料金の高さにちょっと尻込みしてしまったけれど、ステージを見終わった今、味わった満足感にチケット料金のことなど忘れ去っちゃいました。
ほんと、凄かった!なにがって、ショーの演出、ステージセット、ダンサーのハイレベルな肉体表現、VJ映像のクオリティの高さ、過去のヒット曲のアレンジ、メッセージ性の強さ、そしてそのすべての中心に存在し圧倒的なオーラを放つマドンナ!
2時間のショーは、翌日になっても余韻から醒めることなく、仕事さえ無ければ追加公演にまた行きたい!と思ってしまったほど。
■なにがすごいって、やっぱり肉体のパワー今年48歳とは思えないプロポーションのレオタード姿や、十字架に磔となるパフォーマンスが話題になっていますが、それはショーを構成するほんの1部分。ダンスパフォーマンスとギター演奏をしながら20曲を歌いきる、そのパワーに驚愕すべき!
ステージセットやショー演出、巨大スクリーンのイメージ映像といった、作り込み部分を極上品で固めながら、ステージに立つあらゆる人間が常にフルパワーで肉体表現している様を目にして、心穏やかでいられるはずありません!出だしからそんな飛ばして、最後まで保つのか?と心配になるほどのテンションを、「ラッキー・スター」から「ハングアップ」へつながる最高の高揚感を迎えるラストまで、駆け抜けられちゃうのがスゴイ。
クリエイティブに関する嗅覚の鋭さがマドンナというアーティストのグレード感を高めているけど、それを自身の肉体を使って表現するにあたって、相当な努力をしているのが分かりますね。
パワーヨガやコントロールされた食事など、メンタル面での強さだけでなくカラダのメンテナンスに相当注意を払った生活をしているのを記事などで読むと、カッコよく生きるってことは、普通じゃできないことをやり遂げることができる結果なんだな、ってつくづく思いますよ。
■ダンサーのレベルが違う!さてさて。マドンナのパフォーマンスといえば、やっぱりダンサーに目が行っちゃいます。13年前のツアーでは、マドンナのバックダンサーという役割だったダンサーが、今回のステージではダンスの部分だけでも独立したステージとして完結できるほど、レベルが格段に違ってました!
圧巻だったのは、5曲目の「Jump」。鉄パイプで組み上げられた平行棒や"うんてい"のセットが頭上からステージに降りてきて、上半身裸の男性ダンサー達が、しなやかにその鉄パイプの間をすり抜け、飛び越え、掴んで回転し、ジャンプし、空中回転するんです!軍隊の訓練のようでもあり、獣が人工の森を駆け抜けていくかのようでもあり、とにかくものすごい肉体の躍動感!
そして、ソロのダンスでは、苦悩や怒りや欲望をぶつけるかのようにパワーがカラダから発散されるわけ。
ブレイクでは、軸の安定したヘッドスピン!とっくみあいの喧嘩のようなカポエラ、ジゴロ風な長髪男のハウス、ジャズもあったし、ニューアレンジの「エロティカ」ではソシアルダンスまで!
こんなにいろんなジャンルのダンスをこなせるなんて!驚き。口あんぐり。
でも「エロティカ」が健康的なアレンジになっていたのには、ちょっと苦笑。あの退廃的な世界観はすでに「今」じゃないのね(涙)
それでも「Like a Viegin」の今風アレンジはカッコよかった!このバージョンで新録音してリリースしないかな。
■メッセージ性の強さ、それもマドンナらしさアフリカの子どもたちの写真を映し出す映像に、彼らが幼いままAIDSで死んでいくことを伝えるメッセージが被さる。十字架に磔になったまま歌うマドンナは、神を冒涜しているというより、悲しみに満ちた世界を憂いで、とてつもなく大きな慈悲をもたらす菩薩様のようでした。このあたり、涙腺がゆるんできちゃって…。
そして、「Isaac」でのイエメンの男性シンガーとマドンナの掛け合いが感動的で、まじ涙でした。
ノリノリのダンス・チューンばかりでなく、エンターテイメントの中に取り入れるにはヘヴィーなメッセージを、多くの観客が目と耳と意識を向けているステージの上だからこそぶつけてくるマドンナさま。皮肉もまじえながら。そんなマドンナというアーティストの特異性も堪能できる2時間でした。とは言っても、マドンナのそういう面を知らずにヒット曲だけお気に入りという人には、ちょいとヘヴィーすぎたかもね。
マドンナの特異点といえば、もうひとつ重要なこと。彼女はセクシィ・シンボルと呼ばれながらも、同性愛/バイセクシャルの世界と密接に関係を持って、彼らを味方につけることでその地位を揺るぎないものにしてる点。
というわけで、会場にはキレイに鍛えられた上半身をタンクトップ姿で見せつけてくれちゃう「いかにもな格好のゲイMEN」でいっぱいでした。「ここはAgehaか?」なんて言いたくなるくらい。
でも1人くらいはいるだろうと思った、レオタード姿の女子はいませんでした(笑)
■日本じゃ、ミッフィーの耳の方が…それにしても…、ほんと、サイコーなステージだったなぁ。
余韻をいつまでも楽しみたくて、ついつい「YouTube」でステージ隠し撮りの映像を探しまくったりして(笑)
そうそう。この日のステージで印象的だったのは、ファンからもらったミッフィーのぬいぐるみを、耳を持ってステージを歩いていったマドンナさま。日本じゃ、キリスト教的表現の是非よりも、ミッフィーの耳を掴んで歩く方が「をいをい」でございますよ(笑)
@この日は開演が約1時間遅れ。アンコールはなし。でもこのツアーがそういうセットだった様子。どの会場でもそうだったみたい。
■Madonna - Confessions Tour 2006 オフィシャルサイト(英語)
■VJで印象的だった細胞分裂が繰り返され、やがてシンボルとなっていく映像。
これについて興味深い記事をネットで見つけました。
→高家寺オフィシャルブログ法話集:マドンナの宗教性]]>
2006 大曲の花火
http://xline.exblog.jp/4213710/
2006-08-27T01:52:00+09:00
2006-09-07T02:03:13+09:00
2006-09-01T02:34:00+09:00
tzucca
→ 花火大会
明治時代から続く、日本一の花火師を決める秋田・大曲の全国花火競技大会。
花火好きが全国から巡礼のように集まる日本で最高の花火大会。
昨年は行けなかったのですが、第80回となるアニバーサリーの今年、バスで往復15時間近くかけて観に行ってまいりました!
過去2回行ったときは悪天候で、アウトドアに慣れていない僕にとっては、正直かなり辛かったんだけど、目にした花火の圧倒的なクオリティに、涙さえでるほどの感動を覚えたものです。一度でも大曲を体験してしまうと、もう他の花火大会が大曲のための前座としか思えなくなってくるんですよね。リピーター続出も当然。僕らが申し込んだバスツアーも、その日は東京発が8台だったそうです。
そして、今年。東京地方は小雨も降るどんよりした天気でしたが、大曲は夏真っ盛りの暑さの晴天!わお!こんな天気で観られるなんて!もうね、心から楽しめました。あっぱれ、拍手、感動です。 全国から選ばれた30社の花火師によって、2発の十号割物と創造花火が競い合います。
秋に開催される土浦の花火競技会(ゆいが桟敷席をゲットするために2日がかりでチケットをとりに行ってます)では、ハデな連発系スターマインが多いのですが、大曲の創造花火は、同じスターマインでもしっとりとした曲でドラマティックな展開が多いんですよね。芸術性が高い。
普通の花火大会のエンディングかクライマックスを30組分観るようなものですが、ただハデなだけでは入賞できないのが大曲のオーチャードなところ。
感動的だった磯谷煙火店さん(優秀賞)、紅屋青木煙火店さん(優勝/内閣総理大臣賞)、篠原煙火店さん(入賞)、菊屋小幡花火店さん(入賞)、ホソヤエンタープライズさん(入賞)は、さすがにみな入賞。
そして割物では、前人未踏の五重芯を完璧なカタチで決めた、ここ数年優勝を連覇している野村花火工業さんが今年も優勝!まさにキング・オブ・キング!
これを書いている8/31にNHK総合「プロフェッショナル」で、花火師・野村さんを紹介していました。ほんと、職人とはなんぞや?というものを見せつけてくれました。
大曲の花火でもっとも見物なのは、「大会提供花火」。幅500m以上にわたって展開されるワイドスターマインの極上花火エンタテイメント。非常に芸術性の高い展開が特徴ではあるのですが、今年は第80回とあって、大花火図鑑ともいうべきハデな内容でした。でも、もう観ているうちから涙が出てしまいそうなくらいの感動です。すごい、の一言。
ありがとう、こんなすばらしいものを見せていただいて。 スゴイ!というよりも、あがれば楽しい型物。あまりよく撮れてないけど、左から、小松煙火さんの「リンゴ」、北日本花火さんの「スギッチ」(秋田わか杉国体キャラ)、北日本花火さんの「Qooちゃん」(コワクなっちゃったけど)
大会終了後、川の向こう岸にいる花火師さんたちが降るトーチに、観客からも光るものを手にとって、感謝の気持ちをこめて腕を振るお約束の時間。無数の光の点が地上に揺らいでいる中、75万人もの人たちが会場を後にしていくのでした。 ]]>
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