正体不明を演出するっていいね。

先日、若手と打ち合わせをしている時、
「TZKさん、今年になって『LEON』の話を持ち出すこと何度かありますよね」
と言われて、ああそうね、ちゃんと話聞いてるねキミと思ったもんです。

雑誌『LEON』といえば、
ニッポンの"おじさん"も、イタリアおやじを見習って、
モテることを意識したオトナの男として生きなさいよ
と説くファッション雑誌。
それなり年収を稼いでいる中年男を対象にしているから、
紹介されているモノはみな高級品。

しかしですよ。現実の妻子あるおじさんといえば、
稼いだ金のどれほどを自分のために使えるか、
シビアなもんではあります。

現実離れした夢うつつ、と苦笑するなかれ。
業界的に『LEON』が注目されているのは、
真っ当すぎない生き方を、落語のような軽さで言葉にする
笑えるテキストのスタイル。
<ちょいワルオヤジ>とかね。

まぁ、ちょっとワンパターン化しているし、
1冊の中で言ってることが矛盾しまくってますけど(笑)
数多ある雑誌の中で、成功例としてその名を刻むに至ったのは、
ターゲット設定のツボを得たこともありますが、
ファッション誌なんだけども、ビジュアルだけでなく
語り口調の功績が大きいって、面白いじゃありませんか。

創刊4周年記念号は、厚さが2cmほどもあるボリュームで、定価780円。
オールカラーでこのお値段、すご過ぎ。広告収入がとんでもないのね。
珍しく購入したこの号にはですね。俺の琴線に触れたテキストがあったんですよ。

[引用]ちょい「ロク」なオヤジは一体なんのご商売をされているんだか
正体不明を演出するのもお得意。「一体何やってる人なのかしら?」と
ニキータの興味を引くこと間違いなし。…

「正体不明」を演出する。ここです、ここ。
今でも実際、そんな感じの俺ですけど、
自己プロデュースするとしたら、その路線が自分の道。
「怪しい人」でなく「正体不明」って言い方がいい。
ちゃんとしているんだけど、ちょっと胡散臭いって感じ?
あはは。歳くったクリエイターって、そんなもんでしょ。
ニキータにモテる必要は別に考えてないんだけど(笑)
(のほほんとした『LEON』に比べて『NIKITA』はちょいと
力みが激しいんで)

とは言っても、高級品ばかりを身につけるなんてことはできません。
フツーの会社員でございますから。
最近またゴルチエ(のセカンドライン)が好きですけど、
着るもので一番持っているブランドといえば、ユニクロ。

そのユニクロが、メガブランド・ビルが集中する銀座に、
「次のユニクロを発信する」というテーマを掲げて、
10月7日旗艦店をオープンさせました。
地下が日本一高い鳩居堂の正面からすぐ、アディダスショップの隣。
1〜3階がレディース、4〜5階がメンズ。

エレクターの棚と物干し竿のように陳列された商品群という一般店舗と違って、
店舗デザインがシンプルな高級感にまとめられています。
服を着た時のイメージをより多く提示する。
1商品の点数を多く並べず、種類を多く見せる。
商品をいつもキレイに並べておく。
これだけでもスタッフの作業量が通常店より増えますが、
グレード感ある雰囲気づくりには、その手間こそ必要なことですよね。

というわけで。ユニクロ銀座店にはお世話になりそうです。
ユニクロで、「正体不明」を演出する。
がんばろうっと。ちょっとね。


【はみだしネタ】
ユニクロでも商品を回収するなんてことあるんだ。
今年の夏に発売された男性用スイムショーツ。
[引用]パンツ内側メッシュ・サポーターのメッシュ穴が、陰茎部先端の皮膚を挟み、皮膚等を傷つける恐れのあることが判明(全文→
あああ、なんてこと(^^;
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  by tzucca | 2005-10-10 16:45 | → LIFE

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