夢の中で観た映画

なんと、夢の中で映画を観ました。しかもラストは感動して夢の中で泣いてしまいました。

映画のストーリーは、イタリアの片田舎、古い煉瓦造りの映画館で働く人たちと、その映画館がある一区画に住むちょっと変わった人たちのエピソード。その映画館のオーナーは、戦場で倒壊した映画館からフィルムを救い出して、荷車を引っ張りながら放浪しています。映画館は、オーナーの弟と、オーナーの娘さんが運営しています。
ラスト、その街の住人たちは、映画館のオーナーがフィルムと一緒に隠して連れてきた移民や難民だったことが分かって、笑顔でバカやっている人たちの悲しい過去が短くカットバックされていくの。
ここで、思わず涙。

起きてから、忘れないように一生懸命何度もイメージを反復しちゃいました。

街の住人の1人、黒縁めがねをかけたちょっと日に焼けたおじさんは、右手でペンを持って手紙を書くんだけど、それ以外は絶対右手を使わないの。なにもかも左手でやるもんだから、その動きのせわしなさがすごくユーモラス。
でも過去のカットバックで、空爆の街を若い奥さんの手をとって逃げていく2人が映し出されます。その2人のすぐ間近で爆発が!煙が引いて、顔が血まみれになった男が右手を引き寄せると、そこにはしっかり握られた彼女の手首だけが。絶叫する男。

もう一人。夕方になると、アパートのベランダで歌うおばさんがいました。街のひとたちは、その歌を聴くために、食事の乗ったテーブルを窓際に寄せます。その歌が終わって、食事が終わると、映画館の夜の回が始まる時間になります。
彼女の過去のカットバック。劇場のステージで、彼女は1人歌っていました。客席にいる人たちの意識をすべて我が身に感じるように、クライマックスを歌っていたときです。にぶい振動があったと思ったら、ステージ上にいる彼女の目に、劇場の後ろの天井が崩れ落ち人々が下敷きになっていくのがスローモーションで映りました。つづいて次の振動で彼女はよろめいて思わず幕をつかんだと同時に、崩れ落ちた幕の下に隠されました。そこから這い出た時、劇場は崩れ果てていました。彼女は、その光景を観て以来、歌うことができなくなりました。
彼女のエピソードは割としっかり映画の画面として覚えてます。
マネージャーの男が、「あなたの歌で至福の時を迎えた直後の死です。悲劇だけど、幸福な悲劇だったかも」と慰めますが、彼女はその言葉を受け止めることができません。でもまた彼女は、炎と爆音の街の中に立っています。恐怖で逃げ出すことができません。息もたえだえの人たちがまわりにたくさん倒れています。唐突に彼女は歌い出しました。全身の力を振り絞って。半ば狂ってしまったかのように思えた頃、荷車を引く男に抱きかかえられ、その場から逃れます。

思い出せるのは、この2人の分だけ。う〜ん、残念。
まるでアレとアレを組み合わせたようなストーリーなんだけど、夢の中にしてはすごくない?
しかもですよ。この映画、外国映画なんです。イタリア語なのかどうか分かりませんが、とにかく外国語でセリフをしゃべっていました。そして、画面の右にタテに日本語字幕がでてきて、それを目で追ってるんです。

夢の中では、川の近くにある煉瓦造りの古びた映画館で、1本800円でこの作品を観ているんです。いわゆる「名画座」ってやつですね。川の向かいには、邦画をかけている映画館がもうひとつありました。

夢って不思議です。そんな場所に行ったことがないのに、妙にディティールがしっかりしてるの。
でもね。観ていた映画のタイトルは何だか分からないんだよねぇ。そこまでは夢の設定が及ばなかったのか、起きたら忘れちゃったのか…。
いい映画でした。僕だけにしか公開されなかった映画です。
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  by tzucca | 2005-07-12 01:22 | → LIFE

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