先先行上映で観て感無量!「スターウォーズ エピソード3:シスの復讐」

a0028078_322764.jpg1作目の「エピソード4」が初公開された時、俺は多感な中学生でした。
そして41歳になった今、ついに「スターウォーズ」のパズルピースがすべておさまって、<完結>を迎えたこの感無量を、なんと言葉にしたらいいだろう!
リアルタイムで壮大な「神話」がカタチになっていくのを体験できたことを幸運に思います。

あらかじめ決まっていた悲劇。「エピソード2」で芽生えたアナキンとパドメの美しすぎる愛。でもそのあとに必ず起こる、アナキンはダークサイドに墜ちてダースベイダーとなってしまう運命。そして全宇宙は帝国の支配下に。「エピソード4」につながるために「3」では重く暗い部分が描かれることになる…。

そう身構えてスクリーンに向かいながらも、20世紀FOXのオープニングテーマが流れ、「STAR WARS」の文字が宇宙の彼方に飛んでいくタイトルが出たとたん、会場からは大きな拍手!さすが、先先行上映に来ている客はノリが違う。
そしてオープニングの戦闘シーン長回しにすげぇぇ〜の一言。もの凄い情報量で、すべてを目で認識するには何回観たらいいだろう、ってぐらい。
デジタルエフェクトの総本山ILMにとって、技術の革新は「スターウォーズ」がハードルだったわけだから、その完結編となれば力の入り方は違うよね。
いかにもマニアって観客は、「今回のヨーダの表情はすげーよな。ピクセル数が前作より格段にあがってる!」とマニアックな感想を述べてました(笑)

「スターウォーズ」シリーズって、一般の映画に比べてストーリーテリングがちょっと独特なんだよね。見せ場を積み木のように重ねていきながら、一塊りのエピソードにしてるの。アトラクション的な映画であることが義務づけられているシリーズだから仕方ないんだけど、今回のようなシリアスでダークな部分に触れるエピソードは、もうちょっとデリケートな演出でもよかったと思うのが正直なところ。でも「スターウォーズ」だからね。人間描写ではなくて、溶岩の上で闘うオビ=ワンとアナキンという迫力あるアクションシーンでもって、とてつもなく切ない気持ちを観ている人に植え付けるんだよねぇ。ポスターにもなっている青いライトセーバー同士で闘うことの悲しさは、ぜひ映画を観て実感してほしいです。

a0028078_4232557.jpg切ない話なのよ。愛する人を守るために、より強大な力に引き寄せられていくアナキン・スカイウォーカー。「1」であんなにかわいかったアナキン坊やが、最強のフォース使い一歩手前まで行って、墜ちるところまで墜ちてしまう。
ジェダイでありながら目に暗さを持つようになったアナキンに、ジェダイ審議会への不信を語りかけるパルパティーン最高議長。ダークサイドへの誘惑でありながら、彼の言うところももっともだと思わせるジェダイ長老会の古い考え方。
いいヤツなのに、より大きな力の前に心がダークサイドに行っちゃうのって、オトナの男ならあること。人は性善説でも性悪説でもくくれない、元来弱いものなんだってことがアナキンの行動から伝わってくるよ。オビ=ワンに敗れた時の、アナキンの無念なあの目が、忘れられない…。
これで映画が終わってしまったら、あまりに救いがないんだけど、「4」があることで希望が持てるんだよね。砂漠の惑星タトゥイーンにかかる2つの夕日に、若きルークが見つめていたあの2つの夕日に、遠い未来の魂の救済を祈って、ただただ胸が熱くなるばかりでした。

さて。これで「スターウォーズ」シリーズは完結しちゃいました。
でもね、そうなるとやっぱり納得できないんですよ。スカイウォーカー親子とフォースの物語のラストが、「Ep6」の小熊(イウォーク)たちによって第2デススターが破壊されるオチでいいの?ちょっとあんまりなんじゃない?
当初の全9話構想を断念したのはいいとして、お願いだから第7話を作ってください。アナキン・スカイウォーカーの魂が浮かばれる納得できる完結を作ってください。頼みますよ、ルーカスさん。あなたがディレクターでなくていいから。

(2005年6月25日・ヴァージンシネマズ六本木スクリーン7)

a0028078_241157.jpg★会場には僕も持っているライトセイバーを持参して人たちがいました。そして、上映が終わるとロビーには、ダースベイダーはじめ帝国軍のみなさんがお出迎え。そしてリリモコンで動くR2D2も!「すっげー動いてるよ、かわいいー」と人だかり。
写真も撮ったのですが、なんとカメラが壊れてデータが消失してしまいました。残念!

★蛇足:「SW」は男の世界なんだよねぇ。「EP3」でをいをい、と思ったシーンがあって、それはベランダで髪にブラシを入れながら立つパドメと、離れて立つアナキンが会話するシーン。今どきこんな古典的なシチュエーション、ありなの?って(^^;

★帰宅して、さっそくDVDで「エピソード4」〜「エピソード6」を一気見してしまいましたー。ちなみにヴァージンシネマズ六本木では、7/3に「スターウォーズ」全6作を一気にスクリーンで観る「イッキミ・スペシャル」がありますよ。朝の9:30から23:00までの苦行が、たったの9000円(笑)


◆情報量の多い「エピソード3」の鑑賞ガイドとして、樺沢紫苑さんのEブック(無料・PDF)をおすすめします。→「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」の解読 とりあえず読んでスッキリする入門編

STAR WARS Japan:日本のスターウォーズ・オフィシャルサイト
STAR WARS:本国スターウォーズ・オフィシャルサイト


<この感無量なキモチを、SWマニアだった亡き浅見直哉くんに捧げます>



バージンTOHOシネマズ六本木はフィルムでの上映でしたが、この作品はデジタルデータを直接スクリーンに投影する上映方法を前提に色彩や画質を調整しているらしいです。
「ハウルの動く城」もデジタルデータをダイレクトに上映するDLP方式で観た方がはるかに美しかったので、「エピソード3」も次はDLPで観たいな。ちなみにDLPともう1つ、ドルビー社が開発した「Dolby Digital Cinema(DDC)」での上映もあります。DDCによる上映作品は「エピソード3」が第1作なんだって。記念すべき、です。

DLP方式で「エピソード3」を上映するシアター
DDC方式で「エピソード3」を上映するシアター
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  by tzucca | 2005-06-26 03:02 | → MOVIE

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