自分のダークサイドをほじくってみる

「スウィングガールズ」の感想を楽しそうに書いている僕に、「TZKっぽくないなー」「さわやかぶってる?」とOFFでつっこみが。
悪かったなー。言っておくけど、俺って第一印象はたいてい「好青年」だと思われてるんだぜぃ(青年って言い張るかい)。おばさん受けもいいし。

自分のまわりにいた人間からだけの判断だと、子供の頃カラダが弱くて学校帰りにトモダチと遊んだ経験が希薄だったり、思春期に精神的な苦労を味わった人間は、意識が外でなく自分の内側に向かって深まってしまう〈インナー・ワールド系〉であることが多いみたい。
自分が他人と違うこと、それが妙に怖かったりする時期に、他人と違う自分をどう受け止めるかが問題。勉強の成績はいいけどカラダが弱くて運動が苦手だった僕が、〈運動できるヤツ至上主義〉の男の世界で見いだしたアイデンティティこそ〈フツーじゃないこと〉でした。
それって不良化するって意味ではなくて、中1の春に映画「ロッキー・ホラー・ショー」と出会って以来、そっち系に惹かれてしまう自分を抑えようともしなかったってこと。この「ロッキー・ホラー・ショー」との出会いはまた別の機会に詳しく書くとして、中1くらいだと「ロッキー・ホラー」の話をしたくても理解してくれるヤツもいなくて、「意外と変態だね」というリアクションが返ってくるのみ。
悔しいから、壁新聞コンテストに一人で「ロッキー・ホラー・ショー」特集作って、あの映画の存在を全校に知らしめてやりました(笑)

そうそう。もうひとつ露骨に変態呼ばわりされたことがあったっけ。パレコレでゴルチエやミュグレーのフェティッシュ・ファッションを全開させていた頃、会社で仲のいいヤツに「最近女王様ルックが流行ってるよね」と口にしたら、「そんなの流行ってないよ、変態!」と返されました。その後いろんな事例をあげて説明したら、僕よりそっち系にはまってしまって「をいをい」という結末を迎えましたが。

今じゃ「ちょっと変態なくらいが人間おもしろい」と堂々と言える世の中&年齢になれて、ずいぶん自然体で生きられるようになったものです。

ところでインナー・ワールドがひろがっちゃったガキの頃って、外で野球なんかして遊んでいる同級生の姿が、物陰から観て羨ましく思ったものです。
勉強ができて運動もできて人気があるヤツなんてもう、後光が射してマトモに顔向けられなかったくらい。
だからなのかもですが、なにかに熱中して輝いている学園ものって、意外と心惹かれちゃうんですよ。繊細な部分を描いたものもいいですね、大林監督の尾道三部作とか。大林監督といえば「青春デンデケデケデケ」という傑作もあるし!

30過ぎてからHIPHOPダンスに目覚めて、ステージに出るために外で練習したり深夜練したりするのって、中学時代にできなかったもうひとつの青春を追体験しているみたいでした。をっと、キレイにまとめすぎちゃった。中学時代の自分に復讐しているような気分でした(笑)

思えば人生の前半で、不登校や高校の休学、留年、退学、通信制高校への転入、大検、交通事故で死にかけたこと、両親の死など、〈フツーじゃない〉生き方をしてこれました。おかげで物事に対するダイナミック・レンジが広がったかもしれません。
そして、やたら暗かった高校時代からずっと一緒にいてくれたのが、ゆい。ゆいがいてくれたから、僕はダースベイダーにならずにダークサイドを行き来できるようになったといって過言じゃないです。感謝、感謝。
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  by tzucca | 2004-09-29 03:03 | → LIFE

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